2009年 07月 09日

続編

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春日飛憂→美月星蝶

パトリックレティア王国物語2
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# by Tner-Harold | 2009-07-09 17:30 | NEWS
2008年 12月 15日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第144話「ボス(2)」

ベアロザは唇をかみ締め、そして隣にいるトナーを見てからスルヴァトーレの目を
見てから話しかけてきた。
「ボス。ヴァルゴ盗賊団はボスの下では働けません。
今までお世話になっておきながら、ボスとヴァルゴ盗賊団の関係が無ければ、
ボスは護衛隊に捕まらないのでは?」
「それでお前らは何をやるつもりだ!わいとの関係がなくなったら?確かに
捕まることは無いっ。お前らがいないとわかれば奴らも強気な事は言ってこない
はずだが....ん。ん。うん」
スルヴァトーレはタバコを咥え、火をつけて溜息と一緒に煙を吐き出した。
二人の間には言葉が詰まると、隣に居たトナーが泣き出した。
「ウェェーン」と大粒の涙をこぼしたトナーを慰めるようにスルヴァトーレが近寄ると
そのまま抱きかかえた。
「叔父ちゃんが怖い顔していたんだね。ごめん。ごめん」
強面が一瞬にひょうきんなオマヌケな素振りでトナーをあやしている姿は
おじいちゃんと孫の二人のようだった。
ベアロザも薄ら笑いでトナーをあやすと、スルヴァトーレが何か?思い出したように
話しかけてきた。
「おい。ベアロザ。俺の母親の家を知っているか?
130歳で巨万の富を持っているが、息子の俺には金をくれない意地汚いババぁだ。
なんでも掃除が出来ないから、家が汚れているらしい?お前。ババぁの家に厄介に
なって、ババぁの面倒を見てくれないか。そこでヴァルゴ盗賊団とその子。そうだ。
トナーと一緒に居候しろ。ベアロザ!どうする ?わいから母に連絡すれば明日にでも
紹介するけど?どうだ?」


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# by Tner-Harold | 2008-12-15 19:00 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 25日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第144話「ボス」

薄暗い部屋に向かったヴァルゴ盗賊団とトナー・ハロルド。
「ねぇ。どこに行くの ? ねぇ。叔母ちゃんの所に連れてって」
トナーの腕をとって、ひたすら歩くベアロザはトナーの顔を見た。
「駄目だ ! ケーキ屋の前には護衛隊の連中が待ち伏せしている。
そしてトナー。もう叔母さんに会えない。会えないんだ」
ベアロザは言葉を詰まらせながら言い放った。
「なんで ?」
トナーは泣き崩れ服の袖で涙を拭きながら、ベアロザに無理やり腕を取られたまま、
ひたすら歩くと黒光りした大きな戸が目の前に現れた。ヴァルゴ盗賊団の5人は唾を
飲み込んでいた。
「ボス。連れてきました」
ベアロザはトントンと軽く叩いた。
「ベアロザか ? うん。入って来い」
ゆっくりドアを開けると目の前には白髪の老人が立っていた。
「おお。トナー。 トナー・ハロルドだね。そんなに怖がらなくても
こっちへおいで。さぁ。おいで」とボスらしき男が手を差し伸べた。
しかし、トナーは逃げたかった。ドアにしがみつき、この場から逃げたかった。
何か悪い予感が漂ってしい怖くなってしまい大泣きした。
「ウエエェン。もう帰る。ウェェェン」
「うるさい !泣くな !ケーキ屋の息子のリックに頼まれてお前を助けに来た」
ベアロザは怒鳴りつけた。トナーは次第に泣き止むと睨み返し、脅えていた。
「ああ。そうだよ。トナー。そこのソファーに座って、叔父ちゃんの話を聞いてくれるかな?」
緊迫した空気の中でボスらしき男は低い声でゆっくり話しかけていた。
ようやく落ち着いたトナーはソファーに腰掛けると白髪の男をずっと見ていると、
しわだらけの手で優しくトナーの頭をなでた。
「噂どおりだな。ベアロザ。 それでお前はコイツをどうするつもりでいる」
「はい。スルヴァトーレ様」
「ボスで良い」
「はい。ボス。トナーを魔法使いに」
「うん。それで」
スルヴァトーレは聞き返すと、部屋の中をゆっくり歩き始め、鼻の頭をかきながら
色々考えると小声でブツクサし、時折ベアロザの顔をちら見した。
「トナーをある人に預けて魔法使いの修行させた後に、うちのファミリーに入れるつもりです。
トナーが使い物にならないなら ? 猿でも何でも変身させてあの森に捨ててください。ボス」
「うん。わかった。ベアロザ。護衛隊を何で殺した ?」
「あの時は、あれしかないと思って」
「護衛隊の連中を殺したとなれば、お前らの首に懸賞金をつけるだろ」
スルヴァトーレは他人事のように言った。

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# by Tner-Harold | 2008-10-25 00:00 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 24日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第143話「民衆」

パトリックレティア王国内のテレビはどこを見ても、トナー・ハロルドの脱走を
何度も放送され、記者会見場ではロフェアロ護視正とエリート隊員が
陳情していた。しかし国民はトナー・ハロルドの救出に成功し歓喜の喜びもあった。
そして魔神の映像が何度も繰り返すように放送され、ヴァルゴ盗賊団の存在は
英雄と褒め称える人もいれば、悪魔の集団と意見が分かれたのであった。
ババロア夫婦はテレビの前でトナー・ハロルドが救出され、喜びと同時に
不安があった。そう。トナーと一緒に暮らせないという予感が漂った。アルス叔母さんの
心中は複雑でテレビの前で呟いた。
「パパ。トナーが。トナーが。脱出したって。ねぇ。ヴァルゴ盗賊団は何で?トナーを
救出したの?パパの知り合いなの?ねぇ?どうして?それで。それでトナーちゃんとは
もう会えないの?ねぇ。パパ」
アルス叔母さんの心境は複雑だった。そして間違いなく護衛隊はこの店に来るに
違いないと確信した。ケーキ屋の前には護衛隊の人々が現れた。
それは突然現れ、何の前触れもなくドアを激しく叩く音が聞こえた。
「ドンドンドォン」
「おはようございます。護衛隊のイガルバです。
トナー・ハロルドは居ますか?ババロアさん。ここを開けてください」
イガルバ部長が落ち着いた声でドア越しに話しかけてきた。
そう。聞き覚えのある声が店の入り口から響くと、リックバル叔父さんが恐る恐る
ケーキ屋の入り口のドアを握り締め、小窓から外の様子を覗き見た。
二重あごで大きなお腹の男が目の前にいた。見覚えのある姿で二度と見たくない顔だった。
「あッ!ババロアさん。リックバル・ババロアさん。おはようございます。お話があるので
ここを開けてもらえますか?」
イガルバ部長が眉間にしわを寄せながら言った。
「は、はい。おはようございます。イガルバ部長」
リックバル叔父さんはイガルバ部長と3人の護衛隊がケーキ屋の店内に入ってきた。
「おい。お前たちは入り口前でマスコミが入らないように見張ってろ!」
新人の護衛隊は渋々、店の前に立つと無表情で仁王立ちをしていた。
ドドドォと地響きが響くと10人の記者達がケーキ屋の前に向かうと呆気無く追い返され
ケーキ屋近くのレストランへ駆け込んだ。レストランの店員らは異様に興奮していた。
何故ならテレビで見かけるアナウンサーや記者が入ってきたからである。
「い、いらっしゃいませ」
ウェイトレスは緊張のあまりに声が上ずっていた。そしてウェイトレスは厨房へ向かうと
聞こえるか聞こえるような声で知り合いに話しかけてきた。
「ね!聞いて?テレビよ。テレビの記者が来ちゃった。どうしよう?取材されたら?
ねぇ。私の髪型大丈夫かな?化粧は?」
ベテランで二枚目の人気記者と2人の記者がテーブルを囲むと
タバコに火をつけ、ウェイトレスを呼び出した。
「姉ちゃん。コーヒー3つ。急いで!ん。ん。おい!トナーはどうだ!」
ベテランの記者が言った。
「わかりませんなぁ?なんか?店内に護衛隊が居るみたいですなぁ?」
他局の記者も呆れ顔で返事した。
「護衛隊って?誰がおる?」
「イガルバ部長です!」
新人記者は緊張した面持ちで即座に言った。
記者たちは店の前で井戸端会議を開いては情報交換を繰り返した。
店から少し離れた所で実況中継が放送され、周囲の野次馬たちは罵声やら
、歓喜の声など入り混じった光景が映し出された。
店内に居たイガルバとババロア夫妻はどうしようもない苛立ちを我慢し、
時々深い溜息を何度もついていた。



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# by Tner-Harold | 2008-10-24 00:00 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 23日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第142話「魔神降臨」

魔神は薄ら笑いを浮かべ、青髪のデュローをギロッと睨んだ。
「チッ、チッ、チェ、この程度の雑魚のために我を呼んだのか?」
青髪のデュローが魔神を睨み返した。
「デュロー。こいつらをどうすればいいんだ。
殺せばいいんだな!おい。それとも吹き飛ばそうか!おい。ハッキリしろ!」
魔神は低い声で唸った。それを見ていたヴァルゴ盗賊団の連中は冷めた目で見ていた。
そしてベアロザがデュローの近くまで飛び、小声でささやいた。
「魔神って、変人?」
「誰が変人じゃ」
魔神の耳は地獄耳だった。
「ああ。魔神だからな。だから滅多に召喚しなくてすねているんだ。
でも、仕事はきっちりやってくれるはず。契約を結んでいるからには
仕事やってもらわないと別の奴を召喚するまでだから、
おい。魔神。あいつ等を皆殺しだ。一人残らずの護衛隊の糞野郎を全て殺せ」
青髪のデュローが命令すると、魔神は待っていました面持ちでになった。
馬の腹をひと蹴りすると、ヒィィンと鳴くと魔神はつばめの如く護衛隊に接近し、
長槍で次から次へと護衛隊の胸を一突きし、また一突きと目にも止まらぬ早さで
護衛隊を倒した。護衛隊の連中が魔法を唱える隙も与えず、一騎当千した様子を
見ていたテレビ局の記者は、自分も殺されると思い、箒で瞬時に逃げると、
箒に乗っていたカメラマンを呼んだ
「カメラマン。こっちだ。こっちに来い。殺されるぞ。おい。こっちだ!」
と記者は大きな声で叫び、次から次へと指示を出した。
「魔神を撮れ!そうだ!魔神を撮るんだ」
「はい」
カメラマンも死に物狂いで魔神を撮り続けた。冷静を取り戻した記者は実況し始めた。
「青髪のデュローの命令で、魔神が護衛隊の連中を次から次へと胸元を狙い
突き刺しては倒し、突き刺しては倒しと言った具合に、魔神の槍さばきは神業
であります。魔神は槍を大きく円を描くように振り回すと護衛隊が次から次へと倒れました。
また一突きし、また護衛隊の胸元に槍が刺さりました。
うわぁ。うわぁ。うわ。宙に浮いていた50人ぐらい居た護衛隊が、跡形もなく殺されて
います。あっ!あっ!ヴァルゴ盗賊団はその間に逃げています。護衛隊は彼らを追いかけ
ようにも、魔神が邪魔をしています。最後の一人も殺されました。護衛隊が全滅です。
なんということでしょ。トナー・ハロルドはヴァルゴ盗賊団と一緒に去ってしまいました。」
我を忘れた記者は熱く語った。そして下から眺めていた野次馬やマスコミ関係者から
悲鳴が聞こえた。
     

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# by Tner-Harold | 2008-10-23 22:00 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 22日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第141話「魔神降臨」

パトリックテレビ局の記者達が箒にまたがり、カメラを担いで
ヴァルゴ盗賊団と護衛庁の隊員の交戦付近まで飛んできた。
緊迫感が漂っていた。勇気ある記者がマイクを強く握って実況を始めた。
「ヴァルゴ盗賊団です。そして護衛隊の隊員が50人から60人が
先ほど、ファーバリーアーで攻撃があり、ヴァルゴ盗賊団は見事に
攻撃をかわしました。ヴァルゴ盗賊団のリーダーと思われる
ベアロザが何か?指示を出しているようであります。反撃を開始する
ようであります。ヴァルゴ盗賊団は反政府組織と噂され、
5人は史上最強の魔法使いであります。その中でも青髪のデュローは
、安徽九華山青龍波の門下生であります。彼が何か怪しい動きをしている
ようであります。しかし仲間達が杖を振り回して、攻撃魔法を放っています」
デュローは全身を震わせ、手に魔力を集めると杖が青く輝きはじめた。
そしてブツクサと小声で呪文を云った。
「我が奥に眠る魔神よ。目覚めよ。キング オブ ヴィルシャナ
パジュレデュン ロロリア ビッグ ディゴン パパロテュシュ アーデン ヴィルシャナ」
その間、ベアロザはデュロー以外の仲間に指示を出すと、それぞれ得意な魔法で
防戦を繰り返し、ベアロザはライオーバリーアー(雷系魔法)を隊員の胸元を狙い
、それぞれ連発した。護衛庁の上空では魔法戦が繰り返されテレビ局の記者が
加熱し、声が大きくなって実況中継を繰り返した。「今。まさに護衛庁と盗賊団の
火花が散る戦いが始まりました。リーダーであるベアロザの箒にはトナーが
乗っています。そして大きく旋回しながら、魔法を唱えています。はやいです。
ベアロザの攻撃魔法は次から次へと連発し、隊員が倒れました。また倒れました」
実況中継は過熱し、地上では数台のカメラがヴァルゴ盗賊団を追いかけていた。
ゴロォゴロォと爆音と同時に天空に紫色の魔方陣が広がると、
紫色の光の中から魔神が降りて来た。下から眺めていたマスコミ関係者や野次馬
の中から響き(どよめき)が聞こえた。記者が唾を飲み込むと意を決し、マイクを握り返した。
「魔神です。魔神が現れました。大きいです。護衛庁のビルの半分ほどの大きさで
顔は如来像にも似ています。手には斧(おの)を、もう一方の手には長槍(ながやり)
を持っています。そして馬です。大きくて黒い馬に乗っています」
パトリックテレビの記者は驚きを隠せず、冷静さを失い言葉が単発になっていた。
馬は鼻息を荒くし、魔神は長槍を掲げあげると円を描くように振り回した。

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# by Tner-Harold | 2008-10-22 00:00 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 21日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第140話「脱走」

「ケーキ屋のリックを知っているかね。僕達はリック君の知り合いでね。
君を護衛庁から救出して欲しいと頼まれたんだ。まぁ頼まれたには
しゃあないと思ってトナー君を助けに来たんだ」
照れ屋なベアロザが低い声でキザっぽく言い、そのままトナーの腕をギュッと握り締めると
抱きかかえた。トナーはこの場から逃げられるのであれば、悪党でも正義のヒーロー
でも関係なかった。でも不思議に抱きかかえられたときにベアロザの体からケーキの
香ばしい匂いがした。そのまま箒にまたがったベアロザは、柄の先頭部分に
トナーをまたがせてから乗せた。5人は一斉に天高く舞い上がると目の前には
護衛庁の連中が同様に箒に乗って、50人ほどが宙に浮いていた。
隊長らしき男がいきなり吼えた。
「トナー・ハロルドか!? そしてお前たちはヴァルゴ盗賊団だな。
トナーを盗んで来いとボスに命令されたか?
それとも、自首する気になったのか?それは良い心がけだ」
ベアロザはブツクサと幻術を唱えた。
「カストル アンド ポルックス アー ゼウスズ チルドレン ジェミニアン ウイズ メドゥーサ」
すると50人は幻術がかかったと思いきや、隊長らしき男が杖を振り回すと
幻術が一瞬のうちに解かれてしまった。
「ふん。この程度の幻術なんか。屁のツッパリにもならん。
お前ら、ファーバリーアー(炎魔法)を放て!」
50人の杖先から小さな火の玉が一斉に流星の如く、
ヴァルゴ盗賊団に目掛けて降り注がれた。
火の玉を交わすヴァルゴ盗賊団は宙を軽やかに舞うが、
それでも火の玉を食らうと胸当てや服の一部が焦げ、手で火の粉を払いのけていた。

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# by Tner-Harold | 2008-10-21 00:00 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 20日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第139話「脱走」

安堵した面持ちでひたすら階段をのぼるトナーだった。気分はすでに探偵気分だ。
灰色の壁が連なっていて、階段をのぼり続けていたトナーは逃げ場を捜すように
ひたすらのぼっていた。トナーはアルス叔母さんの作ってくれたお弁当の味を
思い出していた。食い意地があったトナーは、ケーキ屋に戻ればアルス叔母さんの
料理が食べられると楽しみであった。その前に、ここから脱出したかった。
変な叔母さんとデブで強面の男から逃げたく、もう事情聴取はごめんだった。
ましてや留置所には二度と戻りたくなかった。そう。本当は泣きたかったけど泣いたら
見つかると思い、涙をこらえていた。
アルス叔母さんとリックバル叔父さんに会いたい。
そして少し嫌いだけどリックお兄ちゃんにも会いたかった。
トナーは奇跡的にも誰にも見つからずに最上階までたどり着いた。
重たい鉄扉を開けると目の前には5人の男達が立っていた。
「トナーくんだね。逃げなくても良いんだよ。僕らは君を助けに来た。ヴァルゴ盗賊団。
聞いたことないかな?世間を騒がしている盗賊団だ。君を助けに来た」
青髪のデュローが穏やかに言った。
そして真ん中にはもちろんベアロザが立って優しく微笑んでいた。
「ヴァルゴ盗賊団?」とトナーは不思議な顔をして尋ねた。


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# by Tner-Harold | 2008-10-20 00:00 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 19日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第138話「脱走」

神頼みするようにロフェアロ護視正は首にかけてあった銀のネックレスの
ピンクのパワーストーンを握り締めた。
自分に何かを言い聞かせるように心の中で独り言を云った。
「トナー。捕まえてやるから覚悟しな。この私に恥をかかせるなんて」
そして無表情で立ち上がった。周囲の隊員は冷たい目で見るとロフェアロ護視正
の横をすり抜けてエレベーターに駆け込んだ。女も追いかけるようにエレベーターに
向かった。ロフェアロ護視正はイガルバ部長の隣に並んでエレベーターに乗った。
その瞬間、ロフェアロ護視正は昔の出来事を思い出した。
イガルバとは同期入庁だった。当時のイガルバは今とは違ってスリムな体型だった。
私とイガルバで事件を解決する日々を繰り返したことが懐かしく思った。
トナーはなんと女子更衣室のロッカーに隠れていた。
女子更衣室には何人かの隊員が捜索し、あやうく捕まるところだったが
ローカーの中まで捜さず、更衣室を後にした。ロッカーの中ではトナーが
息を止め、神に祈って、両目を閉じていた。祈りが通じたように隊員が居なくなった
ところを見計らうと、更衣室の扉を開け、小走りで非常階段へ逃げ込んだ。

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# by Tner-Harold | 2008-10-19 23:00 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 18日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第137話「脱走」

思いがけない失態からその場でしゃがみこんでしまったロフェアロ護視正
だった。女は何を思ったか悪魔のように微笑むと瞬間移動の呪文を唱え、
玄関である入り口に着いた。部下を見つけると列を作らせた。
そして万全の警備配置に満悦な顔でたっていた女を覆す声が聞こえた。
「あら。エリートのロフェアロ護視正がトナーを逃がしちゃったらしいじゃないの。
どうするの。どうするの。ねぇ。あんなデカイ口を利いておきながら、人間の子を
逃がしたなんて上に知られたらどうなるのかな?今日中に捕まえなかったら、
クビになっちゃうかも?あれあれ。泣いているの?同期の俺様に何か言い返す
ことがあるのかな?」とイガルバ部長が皮肉を言った。
口伝えにロフェアロ護視正の失態がエリート隊員に伝わると、玄関口に集まってきた。
「あら?美人と噂されているロフェアロ護視正殿。今回はトナーという世間を騒がしている
少年を逃がしてしまったらしいけど、どうなの!なんで上に連絡しない!」
エリート隊員の連中は、勝ち誇った顔をしてここぞと言わんばかりに罵倒した。
ロフェアロ護視正は唇をかみ締め黙りこんだ。
「テメェのミスだ。こいつ等に土下座しろ。そして捜してくださいと手を突いてみろ!」
とイガルバ部長は満面の笑みでロフェアロの首根っこを捕まえて耳元で馬鹿でかい
声で鼓膜が破けるほどに叫んだ。ロフェアロ護視正は、自分の部下の前で正座になり
手をつくと、頭を下げた。ロフェアロ護視正にとって屈辱を味わい、
何が何でもトナー・ハロルドを捕まえることを心に誓うと
「みんなにお願いがあります。トナー・ハロルドを捕まえてきてください。
そして私に力を貸してくださいお願いします」
と半泣きで訴えるロフェアロ護視正は映画女優のように演じると部下の隊員たちは
驚き、たじろいでいた。


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# by Tner-Harold | 2008-10-18 00:30 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 17日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第136話「脱走」

「ねぇ。叔母ちゃん。いつ出してくれるの?」
トナーは膨れた腹をさすってロフェアロ護視正に向かって
なめた口調で言った。
「トナーちゃん。私のことを叔母ちゃんと呼ばないでくれる」
怒りを押し殺し苦笑いで咄嗟に言い返した。
トナーは笑ってロフェアロ護視正を見た。
「それじゃなんて。呼べばいいの。分かった。いつも怒っているからガミガミ女だ」
ロフェアロ護視正はトナーの襟元を掴んで睨み付けた。
「お前みたいな小僧のために弁護士に依頼するアルスさんって、お気の毒様」
「叔母さんは気の毒じゃない」とトナーは言い返した。
ロフェアロ護視正とは出会ったときから反りが合わなかったのは言うまでもない。
そして襟元を握っていた手を跳ね除けると、いきなり席から立ち上がった
「あんた。嫌い」と大きな声で叫ぶと猿のように部屋中を逃げ回り、一瞬の隙を狙い
トナーは部屋から逃げ出した。
廊下を走りぬけ、入り口の方へと走っていった少年を横目で見詰めていた大人たちは
何事が起きたのと驚いた顔をしていた。
部屋の奥から叫び声が響いた。
「誰か捕まえて!トナーを。トナーを。
誰か!誰か捕まえて。待て。待て。誰かその子を捕まえて!」
と声をあらあげて叫ぶと、ロフェアロ護視正は油断をしていたとショックを隠せなかった。




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# by Tner-Harold | 2008-10-17 06:30 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 16日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第135話「完璧主義」

一瞬の隙を狙いサンドウィッチを奪った女は一口食べてみた。
「ん。うまい」と脳裏に電気が走るほど旨いサンドウィッチで、具は
シンプルにゆでたまごなのに味付けが繊細で、ソースと卵の組み合わせが
今まで食べた事がない卵のサンドウィッチなのに、懐かしさを感じさせる。
しかし、驚くのはパンである。パンが柔らかいのである。焼きたてのパンで
口に入れたとき、ふかふかのやわらかさが口の中に広がった。
ロフェアロ護視正は無言の独り言を心の中で呟いた。「あの叔母さん。
料理旨いじゃないの」と口の中に広がった至福の味を体験したロフェアロ護視正は
トナーが食べ残しているお弁当が気になっていた。
「ねぇ。それ食べないの?」とロフェアロ護視正はさり気無く聞くと同時に
甘えた声でもう一口と強請っていた。
「あげないよ」とトナーは拒んだ。以外にもトナーは頑固者であった。
弁当を抱きかかえ、奪われぬようにテーブルの隅で食べると5歳児とは思えぬほど
の早さで次から次へと口に運んでいった。みるみるうちにお弁当は空になりかけると
ロフェアロ護視正が「あ~。あ~」と溜息がこぼれていた。


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# by Tner-Harold | 2008-10-16 00:00 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 15日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第134話「事情聴取」

ロフェアロ護視正は少年がいなくなったことに気がつくと
テーブルの下を覗き込みトナーを発見すると強い口調で言い放った。
「おいお前たち!どこまで私をバカにするんだッ。
弁当は食べるなんて!ババァは黙り込むばかりで聴取にならん」
と言って、ロフェアロ護視正は夫妻の聴取をいきなり止めてしまった。
「おい!誰か!誰か!いないか!ババロア夫妻が帰るそうだ。玄関まで案内しろ!」
とロフェアロ護視正の声は廊下まで響くと何処からとも無く隊員が駆け寄ると、
突然、ドアがバァンと大きな音を立てあけてきた。
「おい。連れてゆけ」とロフェアロ護視正が命令した。
「はい。わかりました二人を玄関まで連れてゆきます」と低い声で唸(うな)った新人隊員
はババロア夫婦を部屋から連れ出し、トナーと挨拶を交わす暇も無く強引に部屋の外に
追い出されてしまった。夫妻は納得できなかったがまた会えると
強く信じていたが何か腑に落ちない形相で二人はケーキ屋に戻った。
それでもトナーは空腹のあまりに黙々と弁当を食べると、のどに詰まらせてしまうと
軽く胸を叩いていた。そしてロフェアロ護視正を横目に脅えつつ慌ただしく食べていた。
二人の間には会話を交わすことなく、ロフェアロ護視正も呆れていた。
留置所で差し出されたご飯を一口も食べてない事情はイガルバ部長のファイルの中にも
書かれており、気がかりであって、始めは無言で見詰めていたが、ロフェアロ護視正は
は到頭(とうとう)口を開いた。
「おい!座って食べろ!おい!聞こえないのかぁ!」
トナーはイスに腰掛けるとテーブルの上に弁当を置くと、相変わらずロフェアロ護視正は
表情を強張(こわば)らせ、無言でトナーを見ていた。トナーは思った。
せっかく僕のために作ってくれた美味しい弁当も、なんでこんな鬼みたいに怖い顔を
見ながら弁当を食べなきゃならないのか不満だった。クソババぁと吐き捨てるような台詞
をぶつけてしまいたいほど、心の中で独り言を呟いた。それでも負けずにトナーは大きく
目を見開いて、ロフェアロ護視正の顔をマジマジと見ている。
「うまいか?おい!小僧。聞かれたことに返事しろ」
ロフェアロ護視正はそう言った。
「うん。うまいよ。アルス叔母さんの弁当は美味しいよ。ほっぺたが落ちるくらい旨いよ。
ふん。あんたなんかには、一口もあげないよ」とトナーは反抗すると、アルス叔母さんの
弁当を独り占めでき、最後の1個の肉団子を頬張った時の幸せといったらない。
「うまい」とトナーは大きな声で言った。
ロフェアロ護視正も旨そうに食べているトナーを見ていると何故だか?一口でも食べたくなり
口元が次第にヨダレがたれかけると同時に生唾を飲み込んでいた。

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# by Tner-Harold | 2008-10-15 06:00 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 14日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第133話「つまみ食い」

「これだから嫌ですね。品がない女性の上にこちらの言っている事にちゃんと答えて
くれない上に、何!その目は文句があるならどうぞ!」
とロフェアロ護視正はアルス叔母さんを馬鹿にした。アルス叔母さんの堪忍袋の緒が切れた。
「はぁ!あんた!何いってんの!この子がどんな悪い事をしたって言うの!
分かりやすく説明しなさいよ!昨日の事情聴取もそうだけど一方的に悪いように言って
いるけど、人間の子のトナーが何か盗んだの!人を殺したの!ねぇ。ね。どうなの。
トナーは素直で良い子だよ!何が気に入らないか知らないが、トナーはね。
トナーはね。朝から店の手伝いをやってくれる良い子だよ。
向かいのレストランの息子に比べたら出来のよい子で自慢だよ。
今日でも連れて帰りたいよ。今日だってお店を開けたかったけど騒ぎになってしまい、
お店を開けられなかったのは、あんたらや、マスコミが騒ぎ。こっちだって。こっちだって
昨日からマスコミに追いかけられて商売が出来ないじゃないの」
とロフェアロ護視正とアルス叔母さんが口喧嘩をしている隙にトナーは
長テーブルの下に潜ると黙々と弁当を食べはじめた。
トナーは口いっぱいに肉団子を頬張り、重箱のしたの段にあるサンドウィッチを右手で
摘まんでいる時、リックバル叔父さんが長テーブルの下に潜ってきた。
「おお。ここにいたのか?腹へってたんだな。トナー。いいよ。慌てないでゆっくり食べな。
叔父ちゃんも叔母ちゃんもお前が捕まってから一睡も出来なかったんだ。
叔母ちゃんなんかお弁当を作っている最中は、お前ぇの事ばっか言いながら
作っていたんだぜ。叔母ちゃんはなぁ。お前が可愛いんだぜ。実の子供と思うくらいに
トナー。お前の事を愛しているんだ。なぁ。なぁ。叔母ちゃんのことが好きか?」
と堅物で頑固な上に無口なリックバル叔父さんが心を開き、トナーを受け止めると同時に
我が子のように愛する気持ちが自然と湧いてきたことが不思議である。

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# by Tner-Harold | 2008-10-14 05:30 | トナー・ハロルドと謎の城
2008年 10月 13日

パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第132話「つまみ食い」

天を見上げたり、下を見たりとトナーはロフェアロ護視正を見ないように目をそむけた。
隣に座っていたリックバル叔父さんはいつも以上に無口になり、まるで信楽焼きの狸の置物
のように固まっていた。それよりも驚く事におしゃべりなアルス叔母さんがロフェアロ護視正
の質疑せず、黙り込んでいた。それでもロフェアロ護視正は3人の態度を無視し、脅迫交じり
にも聞こえそうな口調でアルス叔母さんに問いただした。
「アルスさん。トナーが人間の子と気づいたにも関わらず、なぜ護衛庁に連れてこなかった
のです。問題が大きくなる前にこちら(護衛庁)に相談してくれたら、事件にならなかった
と思われますがどうなんですか!そして、このカードを知っていますよね。
そうです。トナー・ハロルドのカードですよね。このカードには魔法が掛かっていて、
多分ですが錬金術で作られたカードですよね。何故?昨日の朝方に1000人以上の
人々が集まった時に護衛庁に知らせるべきであって、何故このカードを配ったのですか?
だから、なんで配った?どんな目的で配った」とロフェアロ護視正が怒鳴るとトナーは
怖くなってしまい隣にいたアルス叔母さんに抱きついてしまった。
しかしアルス叔母さんは落ち着いた素振りで話し始めた。
「今回の事件は無罪であって、今は有能な弁護士を捜している最中で、
何を聞かれても黙秘権を主張します」とアルス叔母さんは言った。
「黙秘権を主張してもよいですがここが何処だか分かっていないようですね。
それで何も言わないのであれば、ずっとこの部屋にいても居たかったらどうぞ」
とロフェアロ護視正は冷静な口調だが脅しとも勘違いできるように言い張った。
すると、みるみるうちにアルス叔母さんの顔がプルプルと振るえ、犬が吼えるような
前触れがまるで詰まっていたマグマが今にも噴火するような真っ赤な顔をした。
「ママ。落ち着いて。怒らないで。駄目。駄目だよ。怒っちゃ駄目だってば!!」
とリックバル叔父さんが妻をなだめていた。


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# by Tner-Harold | 2008-10-13 05:30 | トナー・ハロルドと謎の城