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2008年 12月 15日
パトリックレティア王国物語「トナー・ハロルドと謎の城」第144話「ボス(2)」
ベアロザは唇をかみ締め、そして隣にいるトナーを見てからスルヴァトーレの目を
見てから話しかけてきた。
「ボス。ヴァルゴ盗賊団はボスの下では働けません。
今までお世話になっておきながら、ボスとヴァルゴ盗賊団の関係が無ければ、
ボスは護衛隊に捕まらないのでは?」
「それでお前らは何をやるつもりだ!わいとの関係がなくなったら?確かに
捕まることは無いっ。お前らがいないとわかれば奴らも強気な事は言ってこない
はずだが....ん。ん。うん」
スルヴァトーレはタバコを咥え、火をつけて溜息と一緒に煙を吐き出した。
二人の間には言葉が詰まると、隣に居たトナーが泣き出した。
「ウェェーン」と大粒の涙をこぼしたトナーを慰めるようにスルヴァトーレが近寄ると
そのまま抱きかかえた。
「叔父ちゃんが怖い顔していたんだね。ごめん。ごめん」
強面が一瞬にひょうきんなオマヌケな素振りでトナーをあやしている姿は
おじいちゃんと孫の二人のようだった。
ベアロザも薄ら笑いでトナーをあやすと、スルヴァトーレが何か?思い出したように
話しかけてきた。
「おい。ベアロザ。俺の母親の家を知っているか?
130歳で巨万の富を持っているが、息子の俺には金をくれない意地汚いババぁだ。
なんでも掃除が出来ないから、家が汚れているらしい?お前。ババぁの家に厄介に
なって、ババぁの面倒を見てくれないか。そこでヴァルゴ盗賊団とその子。そうだ。
トナーと一緒に居候しろ。ベアロザ!どうする ?わいから母に連絡すれば明日にでも
紹介するけど?どうだ?」


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by Tner-Harold | 2008-12-15 19:00 | トナー・ハロルドと謎の城


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